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移動販売 スペシャルコラム Special Column

2017.09.29 Fri

【連載第3回】移動販売の将来

スペシャルコラム 永井 祐城

 

増加する外国人、人口が減る地方にフィットする移動販売

 

世界の人口は2050年には現在の70億人から90億人にまで増えると予測されています。

そのうちの約4人に1人がムスリムと呼ばれるイスラム教を信仰する人々です。
日本にもムスリムがたくさん来日しており、これからも増えるでしょう。

 

しかし、そのムスリムたちが食す、ハラール食をつくれるキッチンはあまり多くありません。
なぜなら調理のためには、通常の牛や豚肉を調理するキッチンとは別にしなければならないのです。

 

そのサブキッチンとしての可能性も移動販売には十分にあるのではないでしょうか。

 

また日本でも人口の大半がこれから都市に集中することで、地方の人口は減っていくと考えられます。

 

地方では”常設だと運営ができないが、必要とされるお店やサービス”が今後は不可欠となります。
昔から地域と密着してきても、顧客の絶対数は減っていきます。

いろんな情報の中からいろんな策を考え、最適な方法を見つけ、行動していかなければならないと私は考えています。

 

”移動できる”ビジネスの可能性

 

世界には多種多様な移動できるビジネスが存在しています。

 

飲食を中心に、飲食以外のサービスでも提供もできます。

移動事務室・移動受付・移動ATM・移動マッサージ・移動ネイルサロン・移動ペットシャンプー&トリミング・移動トイレ・移動ショールームなど…
今後は多種多様な業種が移動することによって、必要とされる場所に必要とされる時間で出店できるようになるでしょう。

地方に拠点を持ち、外部へ展開していくアイテムとしての移動販売車の可能性は大きいと考えます。

また、移動販売車だけでなく、コンテナや仮設店舗なども、その場所や企画に応じた移動型の店は種類を増してくるでしょう。

 

そして、日本は地震大国でもあり、自然災害、人工的災害のリスクも高いことも事実です。

我々は便利になっていく世の中に流されていろんなものに依存しています。
エネルギーや水、食糧、大都市のライフラインがストップし、物流が止まってしまった時、普段見えないたくさんの課題が見えてきます。

誰もが忘れられない東日本大震災でも多くの問題が露呈し、今も解決されていないものもあるなか、その規模を超える東海、南海トラフが震源となる地震も予想されています。

各地方自治体の中でも自然災害のリスクへの対策も踏まえ、且つイベント時には特産品を販売できるキッチンカーの需要は増えてきているのです。

 

移動販売の役割は無限大!

 

一つの都市が困難に直面した時、日本中の都市からそれぞれのキッチンカーが応援に来てくれる、そんな日本になってほしいと私は願っています。

また、その大事な訓練として何万人、何十万人が集う、大きなイベントがその役割を秘めているのではないでしょうか。

 

移動販売できるお店が、集結、連携することによってその可能性は広がり、業種もシステムも増えます。

発電する車、給水する車、食材を栽培できる車、食材を保存できる車、調理できる車、食べるスペース、トイレ、廃棄物処理…それを連結できるシステム。

 

アメリカンインディアンには「世界が壊滅した時。どこからともなく虹の戦士が現れ、人々を救う」という言い伝えがあります。

 

とてつもない困難が起こり、自衛隊が駆けつけてくれるまでの間、住民が不安でおびえているところへ、あたたかい食事を一人でも多くに届けてくれる移動できる店舗が1軒でも増えてくれることをわたしは願います。

そして、その助け合いが当たり前だと考える企業や個人、政治家が増えることを強く望みます。

 

日本にも伝わる、おもてなし、お互い様、思いやりの精神がちゃんと伝承していることによって、すべてのジャンルにおいて、移動ができる店の可能性は無限大なのです。

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Author Profile

永井 祐城
永井 祐城
株式会社ゼック 代表取締役社長

昭和47年10月21日 石川県に生まれる。
平成3年 石川県立工業高校を卒業後、株式会社バンテックへ就職。
平成5年 株式会社ゼック入社 車両部製造担当
平成18年 工場長に就任
平成21年 代表取締役社長に就任

確かな技術と豊富な経験を元にオンリーワンの移動販売車の製作に携わりながら、移動販売車の可能性を広げる様々な事業を展開中。
「お客様、家族、仲間、お取引先、そして自分自身、みんなが幸せであるように。また、一人でも多くの方にうれしくなってもらえるように、どんな時でも前向きに楽しく明るく笑顔があふれる幸せな空間づくりを目指す」を経営理念に掲げ、東奔西走の日々を送っている。
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